看護師として働き始めて、患者さんとのコミュニケーションで悩んでいることはありませんか?
何年経ってもコミュニケーションを取るのは難しいものです。
年配の方やこども
色んな病気を抱えて悩んでいる方
自分の病気をすごく理解している方
など、色々な方がおられます。
入院がリピーターさんだったら相手のことを分かっているので、コミュニケーションは取りやすいです。
しかし、多くは初めましての人だから、その方を把握するのに時間がかかり、退院する時にやっと分りあえたりしてしまうものです。
患者さんとのコミュニケーションでここだけは押さえたらいい、ということをお伝えしていきたいと思います!
聴くこと
まずは患者さんの話を聴くことが大事です。
- どのような話し方なのか
- どのような表情をしているのか
- 何の話が好きなのか など
患者さんは自分の症状や病気について話すことで相手に理解してもらえ、自分自身も病気についてどのように理解しているのか振り返ることができます。
話すことでストレスの軽減ができていくのです。
また、患者さんは話をすることで治療に対するモチベーションも上がります。
そのため、患者が話す内容・仕草をしっかり聴いて見ることが大切です。
話を聞くと、患者さんがどのような方なのか表現の仕方が分かってくると思います。
患者さんの特徴を理解して看護のヒント、会話の広がりを持てるようにしましょう。
説明すること
次に大事なことが説明することです。
- 病気のこと
- 治療のこと
- 今後のこと
- 退院後の生活のこと など
看護師が病気や本人の状態について説明できることは限られています。
基本的に病状説明は医師が行うものです。
患者さんが分からないことが多ければ医師に説明を依頼しましょう。
看護師も何もできないわけではありません。
医師が話した内容を再度説明することは可能ですので、患者さんに寄り添い、不安が軽減できるようにしていきましょう。
質問すること
患者さんが何に困っているのか、不安があるのかは質問することで解決していきましょう。
質問をすることで、自然にコミュニケーションも取りやすくなってくると思います。
患者さん自体もどのように話したらいいのかわからない方も多いです。
その時は看護師から積極的に声をかけましょう。質問形式にすることで話しやすくなります。
- 病気についてどう思っているか
- 今後について不安なことは
- 趣味は何ですか など
病気についてだけでは固くなってしまうので、趣味の話だったり、家族の話など色々聞いてみるのもいいかもしれません。
生活のことを聞くことで退院後の生活を見据えた指導もできてくると思います。
尊重すること
患者さんの意見を尊重することも大事になってきます。
家族と患者さんの意見が食い違うことは多々あります。
例えば、患者さんはこれ以上の治療は望んでいないが、家族は手術でも何でもして長く生きてほしい。
と言うような事がありました。
このような場合どうするべきなのか?
一番は患者さんの意見を尊重するべきではあるが、家族の気持ちも分かりますよね。
何が正しいかは患者や家族がお互い納得した上で結論を出すことです。
そのためには今まで述べてきた、聴くこと・説明すること・質問することを駆使してお互いが納得できるまで話し合いを持つことだと思います。
まとめ
患者さんとのコミュニケーションでの要点をまとめました。
ポイント
- 聴くこと
- 説明すること
- 質問すること
- 尊重すること
この事を気を付けながらコミュニケーションをとってみると、いい看護につなげていけるのではないでしょうか?