看護師として働くうえでまずは患者さんをみること
それが一番大切ですね
いざ患者さんを目の前にして、どうしたらいいんだろうってアタフタしてしまいそうって感じる人も多いことでしょう
フィジカルアセスメントを理解したら、患者さんをしっかりみることができるようになるでしょう
フィジカルアセスメントとは
フィジカルアセスメントとは、問診・視診・触診・打診・聴診を用いて全身状態を観察し、評価を行うこと。
五感を頼りにアセスメントしましょう。
目的
フィジカルアセスメントを行う事で患者さんの今の状態をしっかり観察でき、患者さんに必要な看護ケアを根拠を用いて行う事ができる。
また、ケアを行ったあとにその看護がよかったのか、再度フィジカルアセスメントで評価することもできます。
基本手順
基本的には以下の手順で行われます。
症状や疾患の部位によって順番が変わることがあります。
観察方法
基本手順の順番でそれぞれの観察項目を説明していきます。
問診
患者さんと会話をして、既往歴・現病歴・症状などを確認する。
聞き方によって患者さんも答え方が変わってくるので、どういう風に聞くかはとてもポイントになります。
「開かれた質問」「閉じられた質問」を使い分けて効率的に情報収集が必要です。
視診
患者さんを見ることで瞬時に状態変化に気づくこともあり、問診よりも先に目が行くことも多いです。
症状があるところだけでなく全身状態をしっかり異常がないか観察が必要。
顔色、創部の状態、歩き方、モニターの状態などを観察します。
問診をしながら観察することも大事です。
触診
実際に患者さんに触れて状態を確認していきます。
体熱感、皮膚の状態、腹部の状態など実際に触りながら患部の把握を行っていきます。
患者さんが痛みを感じない部位から触る方が、正確な患部の場所をアセスメントできる。
打診
腹部の状態などを患部を直接軽く叩くことで、ガスの状態や水分貯留など硬さ、反発具合で内部の状態などを確認する。
触診と同様に患部から離れた部位から観察を行う方がよいです。
聴診
聴診器を使用し、呼吸音・蠕動音・心音などを確認していきます。
触診や打診を行う事で疼痛の出現などで患者さんの負担になる事もあり、聴診から行う事もあります。
まとめ
フィジカルアセスメントは患者さんに負担がかからないように、安全に的確に素早く行う事が大事です。
正確にアセスメントすることで的確な看護ケアにつなげることができます。
五感を使って患者さんの身体をしっかり見ていきましょう。